こんにちは。管理部支援.comの専田です。

これまで、こちらでソーシャルメディアのトラブルなどを
扱ってきましたので、専田はかなりのIT通と思われている
方もいるかもしれませんが、そんなこともありません。

それどころか、久しぶりに新サービスについて情報収集を
してみたら知らないサービスがいっぱい!
ついて行くどころか、ちょっと落ちこぼれそうです…(T_T)

さて、ソーシャルメディアを巡る会社と社員のトラブルで
ちょっと前からよく耳にするようになったのが、「LINE」
絡みのトラブルです。

 

若い世代になると、「連絡はLINEで取るのが当たり前」
いうくらいに普及しているようで、若手の社会人などは同僚や
近しい先輩社員などとつながり、公私ともに活用している人も
多いと思います。

確かに手っ取り早く連絡が取れるので、大変便利なようですが、
企業の人事・労務管理の面では、「これは、ちょっと…」という
事例も普及と合わせて散見されるようになって来ているようです。

例えば…

・LINEで「欠勤連絡」
一昨年頃からでしょうか。学生アルバイトを多く雇用する
企業の担当者から「当日になって「今日休みま~す!」なんて
連絡が入るんだよ!しかもLINEで!!」というような話を聞いて
いましたが、今や正社員でも同じような事例が結構あるようです。
そういえば、携帯メールの普及黎明期も似たような話がありました。
「そういう話はメールじゃなくて電話でしろ!」と前職時に怒られて
いた人を思い出します…。

・LINEで「退職願」
欠勤ならまだしも「今日で辞めます」みたいな話をLINEで
やられると、上司の方は悩みます。「これはネタか?」と。
その後、連絡が取れなくなり、結局そのまま退職扱いになったとか。
この話、アルバイトではなく「正社員」です。ちなみにこの件では、
離職手続の際にハローワークでLINEの画面を自己都合
退職の
証明資料として係員に提示したとか…。

・LINEの気軽さでとろける職場のカンケイ
上司と部下、LINEの気軽なつながりにより、コミュニケーション
が深まるのは悪いことではありません。ただ、徐々に公私の境が
曖昧になり、オンラインの”友達関係”が職場に持ち込まれることも…
LINEとつながる部下から職場でタメ口をきかれる上司。
敬語とともに指揮命令関係もとろけてしまいそうです。

 

LINEで退職願?

LINEで退職願?

などなど…
このほかにも今も問題となっているアカウント乗っ取りに端を発する
職場の金銭トラブルなど、挙げはじめるととキリがありません。

「LINEでこんな(欠勤など)連絡をするなんてけしからん!」
という声はいろいろなところでよく聞きますが、ここで考えてみたいのは、
LINEが悪いとか、今時の若いモンは…!という話ではありません。

「別にLINEで欠勤の連絡をしても別にいいんじゃない?」
という意見もいわれてみれば確かにそうとも思えます。
(会社によってはアリというところもありますし)

 

では、何が問題かというと、
「プライベートで使っているものをそのまま仕事に持ち込んでよいものか?」
というところではないでしょうか。
いうなれば、公私混同の逆、「私公混同」です。
例えば、次のような問題が挙げられると思います。

 

・セキュリティの問題
 プライベートで使うモノですから、管理は各個人が行います。
 当然、セキュリティのレベルもまちまち。そんなところで仕事に
 関する話をしていいのか、という問題。

・使っていないヒトはどうすのか
 便利なのはわかりますが、そこはプライベート。
 サービスを使っていない人はどうするのでしょうか。
 無理にでも使わないといけないのでしょうか。

 

私物スマートフォンの業務利用(いわゆるBYOD)の問題にしても
今回のLINEの問題にしても、近年のハイテク分野の労務問題を
考えるとき、共通するところがあるように思います。

 

社員がプライベートで何をしようと、それは社員の自由ですが、
そのプライベートがオフィシャルな職場に持ち込まれ、さらに
問題になりそうだということであれば、会社としても何らかの
対応が必要になります。

若い社員相手に頭ごなしに「LINEなんかで業務連絡するな~!」
と一喝する前に「業務連絡の方法」、「ルール化」という点も考えて
みるべきではないでしょうか。
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