こんにちは。管理部支援.comの専田です。

 

官庁をはじめ、多くの企業が本日26日で”仕事納め”
だと思います。

せんだ社会保険労務士事務所も明日の12月27日から
お休みをいただき、新年は1月5日から通常営業の予定
です。(まぁ、暦どおりです)

 

さて、せんだ事務所の今年を振返ってみると、
成長企業の制度整備が大きなテーマとしてありました。

もちろん、会社の規模や問題点など、それぞれ事情は
異なりますが、共通していえるのが、
「結果的ブラック企業になりかけていた」ことでしょうか。

 

結果的ブラック企業?どういうことでしょうか。
法律違反を承知の上で違法な労務管理を行う確信犯的な
ブラック企業とはちょっと異なります。

かいつまんでいうと、会社の成長スピードに労働時間・
勤怠管理などが追いつかなくなり、「そんなつもりはなかった」
のだけれども結果としてにブラック企業になっていた
という状態です。

経営者も社員に時間外労働をさせたら残業代を払わないと
いけないことは理解していて、「払うべきものは払う」と考えて
いますが、支払いに必要な時間管理などがほどんど行われて
いなかったという感じが結果的ブラック企業です。
(専田の個人的な考えです)

 

・就業規則の作成

・36協定などの労使協定

・法定健康診断の実施

・産業医の選任

・障害者の雇用義務

…などなど。
企業規模の拡大、中でも社員数の増加に伴い労働法分野の
義務はどんどん増えて行きます。

しかし、成長のスピードが速すぎればそこまで手が回らない、
それどころか、担当者が誰だかわからない状態という企業も
実際にあったりします。

 

管理が追いつかない…

管理が追いつかない…

 

社員数も少なければ、兼務もできますが、社員が増えれば、
たちまち目は行き届かなくなり、管理も曖昧になっていきます。
そうこうするうちに、いつしか
「取りあえず、毎月給料だけ払っておけばいい」
と、そんな感じになっていくのです。

「これも立派なブラック企業じゃないか!」といわれたら
それまでですが、確信犯的ブラック企業と異なるのは、
「なんとかしたい、しないといけない」という意思が
あるところでしょう。

そして、「よし、やるか!」とひとたび経営者が問題解決を
決意すると動き出すのも早いのも結果的ブラック企業の
傾向と感じます。

 

ただ、「手が回らないんだから仕方ないだろう?」
いうようにどこか甘く考えている節があるのも事実かと
思います。

大手居酒屋・牛丼チェーンでは、ブラック企業の風評も
相まって、大幅な業績悪化が伝えられるなど、ブラックな
労務管理を行う企業に対する社会の目は年々厳しく
なってきています。

こうした風潮を前に確信犯か結果的かという違いを議論
することにあまり意味はありません。まとめて「ブラック企業」
といわれて終わりです。しかし、改善の意思があるのに、
それはではあんまりです。

 

来年も「結果的ブラック」を少しでも減らせるような
業務を行って行きたいと思います。

今年1年、お読みいただき、ありがとうございました。
それでは、皆さん、良いお年をお迎えください。

 

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