こんにちは。管理部支援.comの専田です。

 

朝晩どころか日中もすっかり寒くなりましたね。
町中で見かけるクリスマス商品を見て改めて
「もう、11月も後半なんだ…」と感じました。

ちなみに総務系の仕事をしていると「年末調整」
の用紙や資料を見て「もう、そんな時期か…」と
年の瀬を実感したりします。(笑)

 

さて、このところ、労働基準監督官を主人公と
したドラマやブラック企業を巡る報道と相まって
社会的に雇用を巡る話題には非常に敏感になって
います。

ただ、こうした社会的関心の中では、
「会社=悪」
「労働者=善」
という暗黙の前提のようなものがあるように
感じます。

 

このような前提の有無や、これが正しいかどうかは
別として、非難されるべき「ブラック企業」
ある一方で、問題のある「ブラックな社員」
存在するのは間違いありません。

しかし、ブラック企業が真剣に議論され、
ニュースでも「特集」が組まれたりするのに対し、
ブラック社員はネットなら質問サイト、マスコミなら
コラムなどで「こんなヒドイ社員がいるんですね~」
くらいに扱われるのがせいぜいです。

ちなみにブラック企業の対となる?問題のある
社員側の呼び方は「ブラック社員」にはじまり、
「モンスター社員」、「問題・非常識社員」など、
呼称すら未だに定かではありません。
(ここでは「ブラック社員」で統一します)

 

問題のあるブラック社員といっても、
「あのヒトのXデー(逮捕)はいつ?」
という違法レベルのブラック社員は別として、
実際に会社が困るのは、常識ラインすれすれの
行為を恒常的に行う社員であると思います。

そうした社員のトラブルは、結構な割合で
就業規則をはじめとした会社のルールを
巡って勃発し、カイシャの規律を内部から
溶かしていきます。

 

小学生の遠足を巡る笑い話であった、
「バナナはおやつに含まれますか~?」
レベルの話が実際に”現場”では繰り広げ
られていたりするのです。

例えば、こんなトラブルがありました。

「就業時間中(休憩時間中を含む)に
ノンアルコール
ビールをガンガン飲む社員」

意見の分かれるところかもしれませんが、
「お酒じゃないから」といってもお茶やコーヒー
などと同列には扱えないでしょう。

 

しかし、注意しても、「就業規則にノンアルコール
ビールがダメだなんて書いてないですよ?とか、
「アルコールゼロなんだから問題ないでしょ?」
などと反論されます。

確かにそうかもしれませんが、だからといってなぜ、
ビールの代用品を就業時間中に飲まなくてはならない
のでしょうか?

これ?「ノンアルコールビール」ですが?

これ?「ノンアルコールビール」ですが?

「仕事を終えて飲む一杯が最高にウマい!」
感じる私にはちょっと理解できません。

更にいえば、清涼飲料水として、
「ノンアルコールビールが大好き!」という人に
私は未だに遭ったことがありません…
(最近のそれは大分おいしく感じますけど)

 

話が逸れましたが、就業規則に書いてないから、
ノンアルコールだからといって就業時間中に
グビグビとやってもいいものでしょうか。

それとも、こうした点もきちんと就業規則に規定
しておかなければならないのでしょうか…
「リスクへヘッジか常識の問題か?」実務上は
悩ましいところです。

 

このように「どこまで規定しなければならないのか?」
という疑問の一方で、こうしたトラブルに対応するには、
就業規則の整備と定期的な見直しは欠かせません。

ただ、こうした話は「想像の斜め上」からいきなり来る
ことが常で、それに対応するために急に就業規則を
変えることは難しいと思います。

 

そんな想定外のことが問題となったとき、会社は、どのように
対応すれば良いのでしょうか?

まずは、会社として、
「その行為を問題とする理由を整理して明確にすること」
そして、それを「社員に周知徹底すること」です。
周知徹底に当たっては、まずは社内通達などで
構わないと思います。

 

もちろん、「問題とする理由」はきちんと整理して
説明ができるようにする必要があります。

「めんどくさいから全部禁止だぁ!!」ではいけません。
そこは手を抜かないでください。

 

「バナナはおやつに含むのか?」
今はそれを明確にする必要がある。
そんな時代なのかもしれません。

迷うところがあれば、私をはじめとした専門家
に相談していただければと思います。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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