こんにちは。管理部支援.com の専田です。

 

先日、専田は所属する社会保険労務士会の
賀詞交換会に出席してきました。

その中で来賓として出席された労働基準監督署長が
挨拶の中で『ソーシャルハラスメント』いわゆる
ソーハラについて触れられました。

監督署に寄せられる相談の中で、このソーハラを
内容とするものはまだないそうですが、企業内の
新しいトラブル形態として、行政もソーハラに
関心を持ち始めたということは非常に印象的でした。

 

この『ソーシャルハラスメント』
トラブルが発生しているのは主にFacebookで、
内容としては、上司が部下に強引な「友達申請」
をしたり、「いいね!」を強要るというものです。

なぜ、このようなことが起きるのでしょうか?
原因はソーハラ“加害者”側のFacebookに
関する理解不足にあると思われます。

Facebookにおける自分(加害者)の行いがマナーや
ルールに反するということを知らない、気づいていない。
また、Facebookに熱中するあまり、マナーのことなどを
忘れているのかもしれません。

 

Facebookはプライベートの要素が強いメディアです。
ですから、社内で「ソーハラの訴え」があっても
会社として介入すべきものかという判断は難しいと
思います。(介入して何をすべきかという点も含め)

それにソーハラを行っている社員(上司?)に面と
向かって指摘をしても反発されるかもしれませんし、
指摘・指導をきっかけに当事者間の人間関係がさらに
悪化し、職場の雰囲気を害することもあり得ます。

 

では、どうしたらよいのか?
一番よいのは、ソーハラを行っている社員に
「自分のやっていることは問題のあることだ」
ということを自分で気づいて止めてもらうことです。

そのための一案として、
『ソーシャルハラスメント・セルフチェック』
考えてみました。

 

具体的には、管理職を中心にSNS、
特にFacebookを利用する社員に以下のような項目に
ついて“セルフチェック”をしてもらいます。

◆チェック項目(例)
回答は、「はい」、「いいえ」で

1.Facebook(以下、FB)で部下、同僚を見つけたら
 積極的に「友達申請」するべきだと思う。

2.自分の「友達申請」は、認められて当然である。

3.職場の人間に自分のプライベートを見られることに
 抵抗はない。

4.FB上のプライベートな書き込みを職場でよく話題
 にする。また、逆にプライベートなFBで会社や仕事
 のことを話題にする。

5.部下、同僚の書き込みは夜間や休日(就業時間外)
 でも必ずチェックしている、または頻繁にチェックする。

6.自分の投稿に対し、「いいね!」やコメントがつかないと
 腹立たしい、または不安になる。

7.「あの書き込みどうだった?」というように間接的に
 「いいね!」や肯定的なコメントを求めたことがある。

 

いかがでしょうか?
人によっては、チェックの途中で「ドキッ」とする
こともあると思います。

でも、そう感じて悩み、そして気づいてもらうことが
目的です。できれば、セルフチェック後にディスカッション
を行うなどで”気づきをシェア”できれば更に効果的です。

 

Facebookを巡るマナー、職場の人間と“つながる”
ことの意味などを改めて考えてもらい、得られた
『気づきをシェア』する。

こうすれば、いたずらに職場環境を害することなく
“ソーハラ対策の第一歩”が踏み出せるのでは
ないでしょうか。

 

現在、紹介した質問項目については、セルフチェック票
としてまとめた書式を検討していますので、完成したら
改めてお知らせしたいと思います。

長くなりましたが、『ソーシャルメディアハラスメント』の
対応に悩む企業担当者の参考になれば幸いです。
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