こんにちは。管理部支援.comの専田です。

 

9/21 首都圏を直撃した「台風15号」
都心では朝方から続く小雨と、昼前から
時折激しくなる風雨に台風の接近を実感した
ものと思います。

大手企業などでは、15時くらいから業務を
中止し、社員に帰宅するよう指示を出した
会社もありましたが、台風の来襲には間に
合わなかったようです。

公共交通機関の運休により、ターミナル駅で
足止めされて右往左往する人々の姿をニュースで
見るたびに、先の大震災の帰宅困難者の姿を
彷彿とさせられました。

 

会社として、このような災害時に社員の安全を
考えて業務を中断するのは、正しい判断だと
思います。

しかし、一律に「帰宅せよ」とするのは、正しいとは
言えないのではないでしょうか?

先の大震災も、そして今回の台風直撃も家路を
急ぐ人達で大混雑するターミナル駅の様子は
2
次災害を招きかねない「危うさ」が感じられる
のです。

状況にもよりますが、社員の安全を考えて、
業務を中止して、「帰宅指示」をするのは、直ちに
「間違っている」とは思いません。

しかし、会社として「帰宅指示を出したのだから
後は知らない。社員の自己責任。」というような
姿勢は、明らかに間違いです。

 

災害時の労務管理として考えるのならば、
業務中止と合わせた「帰宅指示」のタイミングと
「帰宅困難者」に対する備えも考えておくべきです。

具体的な備えとしては、一定数、できれば社員数分の
ヘルメットなどの防護具や食糧・飲料水などです。
できれば3日分と言いたいところですが、1日分でも
ないよりはマシです。そして、後回しにされがちですが、
「簡易トイレ」などの「出口」の備えも…。
(写真は、当事務所で備える非常持出用品です)

 

今回の台風直撃で、首都圏、特に都心部では、今年に
入って2回目の災害による「帰宅困難者」の発生という
事態になりました。

公共交通機関の運休により生じた大量の「帰宅困難者」の
姿は、情勢が落ち着くまで「暫定的」に社員が会社で待機
するべきという新たな対応策を示唆しているのではないで
しょうか?

 

「即時の帰宅」か「会社で待機」か?
すぐには、判断はできないかもしれません。

ならば、
・可能な人は帰宅する。

・遠方など帰宅が無理な人は会社で待機する。

・途中まで帰ってみてムリそうだったら会社に戻って
待機する。

…とうように複数の対応策を考えてみるべきです。

 

災害に際しては、「何としても帰宅する」のではなく、
状況に応じて、「安全な場所で待機する」ことができる、
発想の転換というか柔軟な対応ができるように備えたい
ものです。

それが、社員を、ひいては会社を守ることにつながる
と思うのです。

 

 

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